翻訳読本―初心者のための八章 (講談社現代新書 540)本ダウンロード
翻訳読本―初心者のための八章 (講談社現代新書 540)
別宮 貞徳 / 本
翻訳読本―初心者のための八章 (講談社現代新書 540)本ダウンロード - 別宮 貞徳による翻訳読本―初心者のための八章 (講談社現代新書 540)は講談社 (1979/04)によって公開されました。 これには181ページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、2人の読者から4.4の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。
翻訳読本―初心者のための八章 (講談社現代新書 540) の詳細
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タイトル : 翻訳読本―初心者のための八章 (講談社現代新書 540)
作者 : 別宮 貞徳
ISBN-104061455400
発売日1979/04
カテゴリー本
ファイル名 : 翻訳読本-初心者のための八章-講談社現代新書-540.pdf
ファイルサイズ29.49 (現在のサーバー速度は24.86 Mbpsです
翻訳読本―初心者のための八章 (講談社現代新書 540)本ダウンロード - 内容紹介 翻訳力とは何よりも日本語を書く能力であり、翻訳者はまず文章のすぐれた書き手でなければならない。文法や辞書一辺倒の生硬な翻訳調や、日本語として通じない誤訳・悪訳はわがもの顔にまかりとおり、日本語の乱れの一因をもなしている。2つの言語の出遇いの場では、単語・文形の〈相似(アナロジー)〉にしばられるのではなく、文意の〈相同(ホモロジー)〉を追究し、異なる文化風土のなかに息づかせることがたいせつである。美しい翻訳とは何か、日本語らしい表現とは何かをめぐって、翻訳の真髄とその心得を、豊富な実例をもとに説きあかした、初心者のためのABC。 著者について 1927年、東京生まれ。東京大学理学部動物学科、上智大学文学部ラテン哲学科を経て、同大学英文学科を卒業。1961年、上智大学大学院西洋文化研究科修士課程修了。現在、上智大学文学部教授。著書に、『翻訳を学ぶ』――八潮出版社、『日本語のリズム』――講談社現代新書、『「あそびの哲学」』『「あそび」の効用』――産業能率短期大学出版部、訳書に、セイヴァリー『翻訳入門』――八潮出版社、『チェスタトン著作集』――春秋社、ミルワード『イギリス人と日本人』『イエスとその弟子』――講談社現代新書――など多数。
カテゴリー: 本
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翻訳とは、言語を変えて筆者の意図を正確に伝えることである。翻訳を行う上で最も重要なのは何かと聞かれたら、外国語の能力だと答える人が大半だろう。確かに外国語の能力がなければ翻訳はできない。しかし筆者は、「日本語を書く能力」こそが第一であると主張する。つまり、美しい日本語を書くことができなければ、正しい翻訳は不可能ということである。本書では、常識と想像力を働かせて原文の意図を正確に読み取り、適切な言葉で読みやすい翻訳をする技術とその心構えが紹介されている。豊富な実例をもとに具体的に説明されているため、非常にわかりやすい。練習問題と解答例もあり、自分の理解度と課題を確認することも可能である。簡単な例を挙げてみよう。Are you hungry?条件反射的に「あなたは空腹ですか?」と訳してしまった人は、本書を読んだほうがいい。訳し方は文脈や状況によって異なるが、「お腹すいた?」のほうがはるかに自然に感じられるだろう。本書の後半部分では、外国語のユーモアを翻訳する方法も解説されている。What color is a brown bear?(brown bear=ヒグマ)さて、これをどう翻訳すればよいのであろうか。筆者は、「シロクマは何色か?」と訳している。こういったセンスは、なかなか自然に身につくものではないであろう。美しい日本語を書くという意識と訓練のなせる技である。以上の簡単な例からでも、原文を直訳すればいい、意味さえ通れば問題はないという考え方を捨てなくてはならないことが分かるであろう。本書は、小説から論文、カタログや会社の資料にいたるまで、あらゆる翻訳を行う人にとって大変参考になる良書である。
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