CDブック ステップ30 1か月速習 フランス語

CDブック ステップ30 1か月速習 フランス語 の詳細

英語（ネイティブとのルームシェア1年、英語での海外勤務6年）、アラビア語（エジプト滞在1年、検定取得）、タイ語（タイ滞在6年）の基本文法を学習し終えた者です。日本語が分からないフランス語話者を迎えるにあたって、基本だけでも勉強しておこうと思い読みました。まずは、文法概要を掴むため、復習しながら、1週間で読み終えることができる内容でした。語彙は、忘れているところもあるので、見返して復習する必要はあります。1項目（1ステップ）の文法は、とても簡潔した内容なので、語彙と表現に注力できる。リスニングと練習問題でのアウトプットも役に立った。・形容詞（分詞）と名詞の性数一致、動詞の活用などは、アラビア語の学習経験があれば難しいことではなかった。・目的語代名詞を動詞の前に言う感覚は、日本語やタイ語にもある感覚で、理解に難は無い。★注意点、興味深い点・（ステップ22）複合過去で、直接目的語が代名詞の場合、過去分詞は、直接目的語の性数に一致させるという点。複合過去でêtre＋過去分詞の形式の場合、過去分詞は主語の性数に一致させるけど、直接目的語が代名詞の場合は、直接目的語の性数に一致させるというのは、フランス語に特有の概念（発想）だと思った。他のラテン語系統の言語（イタリア語、スペイン語など）でも同じ特徴があるのだろうか。・（ステップ23）Je les ai connu il y a deux ans.「私は2年前に彼らと知り合った。」との訳があるけど、「私は彼らと知り合い、（知り合って以来の期間=il y a）2年である。」というのが、このフランス語文の発想であるように思う。この理解が適切なら、この表現法はタイ語とかなり近い発想。・（ステップ23）feu rouge（赤い火。英語 red fire）が信号という意味。feu（fire、火）は電気を意味すると考えれば、タイ語と同じ。タイ語口語で「ไฟ(feu) แดง(rouge), red fire」といえば、「red electricity 赤の電気（red light電気信号機）」ということで信号を意味する。・（ステップ29）quelqu'un/quelqu'une, quelques-uns/quelques-uneshttps://forum.wordreference.com/threads/quelquune.387833/・toutについて、発音や用法について、何の説明も無く、複数の用法が使われている。丁寧に解説しているウェブサイトがあるので、要チェック。印欧語の動詞活用などに理解ある方や、語学の文法的学習をされた方には、非常にハードルの低い入門書。語学学習の初心者にとっても、概観を掴むには、お薦めです。会話文に捻くれた内容があるのも面白い。